近年は、心のトラブルが増えています。それは日本に限った事ではなく、世界中で問題になっているようです。この心が原因になっている病気はとても幅が広くて、ほんの一時的な軽いものから、長い期間に渡り治療が必要なものまで様々です。中でも一般によく知られている心の病気に鬱病があります。鬱病とはどんな人であっても罹り得る病気で、元気ハツラツとした人でも突然、ちょっとしたきっかけで発症する事もあるのです。罹る年齢もあまり関係ありません。症状としては怠い、やる気が出ない、脱力感、無力感など挙げているとキリがありませんが、要するに生きる活力が落ちていて、感情はネガテイブな状態です。学校や会社、家庭など人の生活シーンにおいては当たり前の事ながら、本当に日々いろいろな事が起きます。ですから、誰でもこんな心境に至ってしまう経験はあるかもしれません。そんな時に自分なりにまた身近な人の力を借りて立ち上がり、持ち直して日常へ戻って行くことができれば良いのですが、その症状によっては上手くいかない場合もあります。そんな時は専門機関の助力を求める選択があります。最近は民間のカウンセリングルームや心療内科、精神科などメンタルなテーマを解決する機関も数多くなりました。予約無しに気軽な相談を受ける事ができる所もあるようです。しかし、いきなり訪れるのはちょっとという方は、まずは自分で鬱か鬱になりつつあるかどうかを、チェックする事が出来る鬱チェックテストがあります。これはインターネットで簡単に受ける事ができます。質問事項は大体20項目前後かそれ以下と多いものではなく、質問を読んでその内容に自分の症状が当てはまれば、その質問にチェックを入れていきます。最終的にそのチェックの数から、鬱の度合いをあくまで可能性の範囲で判断するものです。もちろん鬱病だという確定診断をするものではありません。チェックテストを受ける時にも個人情報を入力する必要などもなく、誰でもいつでも受ける事ができます。また人の感情は微妙に変わっていく事がありますから、何回でも受ける事ができます。このインターネットで受けるチェックテストは様々な機関で作っていて、質問内容も質問数も少しずつ違いますが、あくまで簡易的なものである事は共通しています。しかし、受ける人にはその時の自分の状況を大まかな意味で知る指標にはなります。そして心療内科などの専門機関を受診しようとするなら、このチェックテストの結果を医師に伝える事で、医師にとっては診断の補助になる情報の一つとなります。そして心療内科などでは、医師による問診を始め新たな心理テストなどを行なう事で、本格的に診断、治療を進めていきます。人によって、原因も症状も様々である鬱病は一人一人その治療方法も違うのです。
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