鬱のチェック方法を伝授|心が疲れるその前に

うつの症状を把握しよう

ドクター

便利なリストを活用

日頃のお仕事や人間関係、そして目標、これらは楽しみを与えてくれる時もあれば、時として悩みをもたらすこともあります。その悩みが深刻化してしまうとやがて鬱へと発展してしまいます。近年、多くの人の心に忍び寄っているこの鬱は、甘くみてはいけません。しっかりとした対策をしていく必要があるのです。そして対策のためには鬱の症状を知ることが大切です。一口に鬱といっても、その症状は様々な種類に枝分かれします。例えば、眠気です。日中に不意に睡魔に襲われ、我慢できずに眠ってしまう場合があるかも知れません。それは、鬱により自律神経が乱れているという原因も考えられるのです。睡眠に関しては他にも二度寝であったり、夢の内容であったりと、様々な事象が起こっていきます。睡眠だけをとってもチェックすべき内容が出てきますが、鬱と疑われる症状はそれだけではありません。他にも食欲がなくなってしまうという点や、不意に動悸がするという点、頭痛という点などからも鬱の兆候が見られることがあります。これらの症状が出たら注意してみると良いでしょう。また、ご自身が鬱かどうか判断する際には、クリニックなどからもらえるチェックリストを活用すると良いでしょう。チェックリストには鬱と判断できる症状が網羅されています。比較的手軽に現在のご自身の状況を知ることができるため、多くの方に愛用されています。では、チェックの結果、ご自身に鬱の症状がみられた場合はどうするのが適切でしょう。その際には、周囲の方のサポートが欠かせません。鬱はどうしても自分ひとりで解決するのは難しい面があります。逆に、周囲の理解があればしっかり快方に向かうことができるのです。鬱の症状がみられる際に取るべき行動は、休養です。夜にはしっかり睡眠をとり、朝には起きて陽の光を浴びるといった早寝早起きの生活リズムを整えることが大切なのです。これは特に働きづめで鬱の症状が発生してしまったとともに体力が削られてしまっている方にとって効果的です。また、鬱に対して有効な抗うつ薬というものも存在します。特定の間隔で投薬を行ない、精神を安定させるというものです。しかしこの方法は医師による適切な指導が必要です。自分ひとりで使用するのではなく、医師の指示を仰ぐようにしましょう。他にも、行動によって鬱を制御していく方法もあります。これは認知行動療法と呼ばれていて、心の内面から変えていく治療方法となります。日頃の生活のどこに鬱が潜んでいるか、それは分からないものです。チェックリスト以外にも、直接クリニックへ問い合わせるなど様々な発見方法がありますので、それらを駆使し、まずは早めに原因を探ることが大切といえるのです。